前回は、オスグッドを巡る「あるある」の1つ目として、**「湿布と安静、そして痛みに慣れてしまうことの危険性」**について熱く語らせていただきました。 (前回の記事はこちら:※前回の記事URLを入れる)
多くのお父さん・お母さんの抱えるモヤモヤに、少しでも光を当てることができていれば幸いです。
さて、今回深掘りするのは、現場で非常によく聞くアドバイス。 「オスグッドあるある」の2つ目です。
これは、湘南台で日々スポーツ少年・少女を診ている私たちが、最も「待った!」をかけたい指導の一つでもあります。
2. 「大腿四頭筋のストレッチをやろう!」…こんなの痛くてできないわ(・Д・)
これ、部活の指導者や専門家から最もよく言われるフレーズですよね。
「太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬いから、しっかりストレッチして緩めなさい」 「お風呂上がりに毎日伸ばしなさい」
と。 しかし、本当にそれでいいのでしょうか?
痛い場所に、さらに負担をかけるようなケアを、子どもに無理強いする必要はありません。
今回は、なぜこのストレッチが現実的ではないのか。そして**「痛くないのに効果的なアプローチ(ZAT)」**はどこにあるのか、核心に迫って解説していきます。
なぜ、「太ももを伸ばせ」と言われるのか?
多くの指導者が一言目には**「大腿四頭筋が硬いからストレッチをしなさい」**と言います。
その理由はシンプルです。教科書にそう書いてあるからです!
確かに、解剖学の構造の話をすれば、大腿四頭筋は骨盤から始まり、オスグッドで痛くなる骨(脛骨粗面)に付着します。 イメージとしては、**「その筋肉がゴムのように柔らかくなれば、骨を引っ張る力が減り、負担がなくなる」**となるわけで、理論としては理解できます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
炎症部位を「引っ張る」という拷問
確かに、四頭筋のストレッチをすれば、筋肉の柔軟性は出る【かも】しれません。
しかし、そのストレッチをしている時、痛みがある患部(剥離しかけている骨の付着部)にまで強い牽引力が加わって、ストレスをかけてしまっていますよね?
これについては、なぜか誰も言わないんです。
冷静に考えてみてください。 「骨が剥がれそうで痛い場所」を、ストレッチでさらにグイグイ引っ張る。 これは、痛めている場所をより痛くするような行為であり、本当に効果的な「治療」と言えるのでしょうか?
脳が「危険」と感じれば、体はもっと硬くなる
私たちアスリートケア整骨院(心体義塾)の視点、つまり**「ポリヴェーガル理論(自律神経)」**の観点からも、これは推奨できません。
痛み(侵害刺激)は、脳にとっての「脅威」です。 「痛い!引っ張られる!」と脳が感じた瞬間、体は防衛本能(交感神経)でギュッと硬直し、患部を守ろうとします。
つまり、無理なストレッチは、緩めるどころか、防御反応によって余計に筋肉を硬くさせてしまうリスクがあるのです。
今現在、オスグッドの痛みに悩みながら、歯を食いしばってストレッチを頑張っているお子さんには、一旦そのストレッチをやめていただきたいと私は考えています。
お子さんからすれば、痛くて炎症を起こしている骨を「もっと剥がされる行為」に等しいわけで、まさに「地獄」です。 まだセルフなら加減できますが、ペアになってうつ伏せで指導者や仲間からぐいぐい伸ばされた日には最悪ですよね……。
ストレッチ直後の一時的な爽快感や「やった感」に惑わされないでください。それは根本解決にはなっていません。
【次回予告】& 本当に治したい方へ
では、ストレッチをせずにどうやって筋肉の緊張(力み)を取るのか? それこそが、当院が行っている**「風船を使った呼吸(腹圧制御)」や「エコーによる可視化」**に基づくアプローチです。
次回は、「オスグッドあるある」の3つ目、 「骨盤が歪んでるって話になるんですが、何を基準に歪んでるって言ってるの?」 という、多くの人が疑問に感じているテーマに切り込みます。
静止した状態の「歪み」を直すだけでは、なぜスポーツ障害は治らないのか?
もし、今現在お子さんが膝の痛みで全力プレーができていないなら、悠長にブログの更新を待っている時間はないかもしれません。 当院では、エコー検査で患部の状態を正確に把握し、「痛くない、無理のない」方法で、身体のOS(呼吸と姿勢)をアップデートします。
「どこに行っても変わらなかった」という方こそ、一度ご相談ください。
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