野球肩|高校球児
![](https://athlete-care.net/wp/wp-content/uploads/2019/06/IMG_1629.jpg)
肩が痛いと来院
学「痛すぎて肩が上がりません」
私「とりあえず、洋服脱いで座ろうか」
と
次の瞬間は衝撃でした。
こりゃ、痛いよね。
エコー検査とかそういう感じではないのは明らか
![](https://athlete-care.net/wp/wp-content/uploads/2019/06/IMG_1627-580x773.jpg)
右投げの選手です。
右肩がだいぶ下がっていますね。
野球選手のあるあるパターンです。
よくわからないと思うので
肩甲骨の内側を線で書きます。
![](https://athlete-care.net/wp/wp-content/uploads/2019/06/IMG_1630-580x773.jpg)
![](https://athlete-care.net/wp/wp-content/uploads/2019/06/IMG_3197-580x713.png)
ピンクのシールは肩甲骨の一番下を示しています。
本来はこのように見えているのですが・・・
だいぶ下がってまーす( ̄∇ ̄)
リーチングテストも不良
本来、反対側の手首にタッチができなければいけませんが
全くつかない。
途中で動きがぎこちないのも感じます。
おそらくこれでレントゲン検査をしても
問題はないでしょう。
何かが損傷して痛みが出ているわけではないので。
そして、おきまりの
安静
安静にして3週間後に痛みが治っているかどうか。
安静にしても痛み(炎症の軽減)はあるかもしれませんが
投げるとすぐに再発するでしょう。
気質的に何かが損傷した痛みではありません。
肩の機能が破綻して痛みです。
肩の機能を治さない限り
痛みの改善は見込めないでしょう。
ということで
レッツ、コンディショニング!!
拘縮の除去
呼吸の改善
安定性獲得の為の運動療法
![](https://athlete-care.net/wp/wp-content/uploads/2019/06/IMG_1632-580x773.jpg)
オレンジが治療後の肩甲骨の下の位置
白いラインが治療後の肩甲骨の内側のライン
だいぶ戻りましたね!
![](https://athlete-care.net/wp/wp-content/uploads/2019/06/IMG_1630-1-580x773.jpg)
![](https://athlete-care.net/wp/wp-content/uploads/2019/06/IMG_1632-1-580x773.jpg)
見た目も一目瞭然!
本来の肩甲骨の位置を取り戻しました。
リーチングも良好
反対側に手も付きますし
途中の動きも滑らかです。
こんなことでと言っては何ですが
これを怪我と言ってしまい
試合に出れない
全力プレーができないのは
非常に勿体無い
日頃のコンディショニングが需要ですね!
高校球児諸君!!
これから夏に向けて
君たちはオーバーワークをする傾向にあります!
野球がしたいなら
その分自分の体としっかり向き合うように!!
大丈夫。大丈夫。は
最終的にチームに迷惑を掛けてしまいますからね。
要注意!!
頑張れ!学生アスリート!!