オスグット?なのかな?|中学生膝の痛み②
①の続きです。
医師の診断が間違っているとは言いませんが
我々は医師と違い
患者の体を実際に触って感じるものがあります。
感覚なのでそれこそ医学的な根拠はないとも言えます。
しかし、手から感じる感覚は非常に重要です。
今回一番気になったのが
仰向けに寝ての膝の曲げ伸ばしです。
健側膝は突っ張り感もなく
膝の全可動域問題なく動きます。
しかし患側の膝は
可動域制限があります。
膝の突っ張り感もあります。
膝を曲げていくと
緑で囲んだ箇所にテンション(硬さ)を感じます。
ここが膝の曲げ伸ばしを邪魔している感じです。
エコーで膝蓋靭帯を観察します。
特に炎症はなさそうでした。
が、画面上の画像が全体的に白く見えます。
やはり膝蓋靭帯の
癒着
の
影響は少なくともありそうです。
もし、これが原因ならば
これはレントゲン検査ではわかりません。
レントゲンは骨を診るものですからね。
エコーでは観察できますが、一番は触診した感覚が大事かなと。
膝のどこの何が関節可動域を制限しているのか。
時間をかけて
膝蓋靭帯と膝蓋上嚢の癒着をとっていきます。
膝蓋靭帯の癒着を剥がすのは一苦労(T . T)
癒着除去後
膝の可動域を確認します。
左右差はなくなり
先ほど気になっていた
突っ張り感も無くなりました。
癒着がしっかりと除去できた証拠ですね。
エコーでも確認
変わっていますね。
全体的に黒く抜けて見えます。
画像上も改善したのが確認できます。
立ってもらい屈伸やスクワットなど
痛みが出ていた動作をします。
痛みなく動け、気にならないようです!
やはりオスグットや疲労骨折の診断は
限りなく低いのではと思います。
上記が原因なら治療をしても痛みは軽減していないと思うので。
手の感覚
非常に重要です!!