その「歪み」、本当に痛みの原因ですか?
こんにちは、神奈川県藤沢市湘南台にある「アスリートケア整骨院」です。 成長期のお子さんを持つ親御さんへ向けて、オスグッド(成長痛)の真実をダラダラ(でも本音で!)語る連載、第3回目です。
前回は**「大腿四頭筋のストレッチが、なぜオスグッドの子にとって地獄なのか」**というお話をしました。「痛い場所を無理に伸ばす必要はない」という主張に、少しホッとした親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、今回のテーマは、多くの治療院や専門家が口にする、**誰もが一度は言われたことのある「あのセリフ」**に切り込みます。
「骨盤が歪んでいるから、膝が痛くなるんですよ」
これ、本当でしょうか? 今回は、この「骨盤の歪み」という曖昧な概念に、当院独自の視点(心体義塾・ZAT)からメスを入れていきます。
「歪み」の基準って何ですか?
オスグッドで整体や治療院に行った際、こんな説明を受けたことはありませんか?
「骨盤が歪んでいるせいで、太ももの筋肉が引っ張られて痛みが出ている」
「脚の長さが違うから、揃えておきますね」
確かに、骨盤は身体の土台です。そこが崩れていれば全身に影響が出ることは間違いありません。 しかし、私が現場で最も疑問に思うのは、その**「歪み」の基準**です。
そもそも、「歪んでいる」とは、一体どういう状態を指すのでしょうか? そして、ベッドの上で静止した状態で「歪み」を直すだけで、激しく動くスポーツ中の痛みが消えるのでしょうか?
そもそも、身体は「歪まないと動けない」
ここからは少し専門的な、でもとても大切な話をします。
「歪みって何ですか?」 そもそも人間の身体って、歪まないと(非対称にならないと)動けません。 こう言うと「屁理屈だ!」と怒られるかもしれませんが、世の中に左右完全対称で、歪みがなく真っ直ぐな人間なんて一人もいません。
例えば、まっすぐ立っている時の骨盤の高さを数ミリ単位で計測して、それに何の意味があるのでしょうか? もし、一日中微動だにせず立って過ごす競技があるなら、静止時の骨盤の高さは重要かもしれません。しかし、お子さんがしているのはスポーツです。私たちは常に動いています。
「そこ、あんまり関係ないと思うんですけどー(小声)」 というのが私の本音であり、当院では静止画の骨盤矯正に執着しない理由です。
「四足歩行」の記憶と、直立のパラドックス
少し視点を変えて、進化の歴史から身体を見てみましょう。
人間は今でこそ立っていますが、本来は四足歩行の動物としての構造を持っています。 立っているというのは、脳が発達した結果、たまたま二足でバランスを取れるようになっただけ。いわば「不安定な積み木」のような状態です。
四足歩行の動物にとって重要なのは、背骨の柔軟な動き(うねり)や、呼吸による体幹の安定(腹圧)です。 「静止した状態で骨盤が真っ直ぐかどうか」よりも、「動いている最中に、呼吸と姿勢をどう制御できているか」の方が、パフォーマンスや怪我の予防には何倍も重要なのです。
「鏡」が作るフェイク・リカバリー
そしてもう一つ、骨盤矯正の現場で厄介なのが**「鏡」**の存在です。 人間は情報の約8割を視覚から得ています。
治療院で「ほら、骨盤が歪んでますよ」と鏡を見せられ、施術後に「ほら、治りました」とまた鏡を見せられる。 すると、お子さんの脳はどう反応するか?
「ああ、こうやって直さなきゃ」 と、視覚情報を使って無意識に姿勢を**「微調整」**してしまうのです。
これ、実は**「脳(大脳皮質)」が無理やり身体をコントロールして作った、一時的な姿勢**に過ぎません。 自律神経(ポリヴェーガル理論における社会性エンゲージメント)がリラックスして獲得した自然な姿勢ではないため、治療院を出て意識が他に向いた瞬間、すぐに元に戻ります。
これが、「矯正してもすぐに歪みが戻る」カラクリであり、いつまでたってもオスグッドが完治しない理由の一つです。
アスリートケア整骨院のアプローチ
では、どうすればいいのか? 当院(アスリートケア整骨院)では、外側からの無理な矯正ではなく、**「身体の内側(OS)」**にアプローチします。
呼吸と内圧の調整: 風船を使った「ZAT(ゼロ・アクシャル・セオリー)」のエクササイズで、無理な力み(緊張)を解き、身体の内側から骨格を支える力を取り戻します。
エコーによる可視化: 感覚だけでなく、エコー検査で患部の炎症状態や組織の様子を正確に把握します。
睡眠と自律神経: 「戦うか逃げるか」の交感神経優位な状態から、身体が勝手に治ろうとする「回復モード」へスイッチを切り替えます。
「形」を整えるのではなく、「機能」を取り戻す。 それが、最短でフィールドに戻るための近道です。
実際の院内の様子や最新情報はGoogleマップで公開中
当院では、オスグッドやスポーツ障害の症例、実際のトレーニング風景などをGoogleマップで発信しています。 「また痛くなるんじゃないか…」と不安な親御さんは、ぜひ一度チェックしてみてください。
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まとめ:次回予告
「静止した姿勢」と「一時的な視覚での修正」。 この2つにこだわっている限り、スポーツをするお子さんの痛みは根本解決しません。 信じるか信じないかは、親御さん次第ですが……本気で治したいなら、視点を変える時が来ているのかもしれません。
【次回予告】 次回は、膝が痛いお子さんを持つ親御さんが一番「え?」となるテーマ。 「膝が痛いなら膝を使うな!?」 という話をしていきたいと思います。 膝を使わずにどうやって走るのか?その身体操作の秘密に迫ります。どうぞご期待ください!
湘南台でオスグッド・原因不明の痛みにお悩みなら アスリートケア整骨院 詳しくは「ZATコンディショニング」ページへ
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