【炎症は悪なのか?】ケガの腫れを「とりあえず冷やす」前に知るべき、回復のスイッチと慢性痛の罠

スポーツで捻挫や打撲などのケガをした直後、患部は熱を持ち、赤く腫れ上がります。
この「炎症」という言葉を聞くと、なんだか一刻も早く取り除かなければならない「悪者」のように聞こえてきませんか?
「腫れているから、とりあえず氷でガンガンに冷やして炎症を抑えよう」 これが一昔前までのスポーツ界の常識でした。
しかし、現代のスポーツ医学において、この考え方は大きく見直されています。
今回は、ケガを治すための「良い炎症」と、身体を蝕む「悪い炎症(システムエラー)」の違いについてお話しします。
■ 炎症は、組織修復マラソンの「号砲」である
結論から言うと、ケガをした直後に起こる急性期の炎症は、決して敵ではありません。
むしろ、身体が組織の再生スイッチを入れるための「不可欠な味方」であり、治癒プロセスへの第一歩なのです。
炎症が起きることで、患部にはマクロファージと呼ばれる免疫細胞が集まり、壊れた組織の清掃と新しい建築作業を始めます。
さらに、新しい筋肉を作る細胞を活性化させたり、新しい血管を生み出したりと、回復に向けた目まぐるしい作業がスタートします。
ここで過度にアイシング(冷却)をしてしまうと、血管が収縮し、修復に必要な細胞や栄養を運ぶための「交通遮断」を起こしてしまいます。
つまり、良かれと思って冷やすことが、結果的に治癒のプロセスを妨げてしまうのです。
■ 「治らない炎症」は、自律神経が引き起こすシステムエラー
急性期の炎症が治癒に必要なプロセスである一方で、「長期的・慢性的に続く炎症」となると話は全く変わってきます。
いつまでも痛みが引かない、あるいは常に身体のどこかが痛い。これは、自然な治癒プロセスから大きく逸脱してしまった状態です。
なぜ、炎症が長引いてしまうのでしょうか? その根本的な原因は、患部そのものではなく「自律神経系」、つまりは「呼吸」の乱れにあります。
痛みやストレスによって自律神経が「闘争モード(交感神経優位)」のままロックされると、無意識のうちに呼吸は浅く・早くなり
心身ともに色々と不都合が出てくるのが人間です
これが、ケガが治りきらない、あるいは原因不明の慢性痛を引き起こす【身体のシステムエラー】の正体です。
■ 身体のOSを再起動(Reboot)し、治る力を取り戻す
長引く痛みや炎症に対して、ただ患部をマッサージして誤魔化すような「慰安」のアプローチでは、このシステムエラーは解除できません。
レントゲンに写る『骨の形(構造)』に異常がなくても、呼吸と自律神経が狂っている限り、実際の『動きの質(機能)』は回復しないからです。
当院では、最新鋭の「エコー検査」を用いて内部をミリ単位で可視化し、組織の修復がどの段階にあるのかを正確に見極めます。
その上で、ZAT(ゼロ式姿勢調律法)と深い呼吸を用いて、インターナルコアへと直接アプローチします。
自律神経のバグを修正し、エラーを起こしている身体のOSを根本から「再起動(チューニング)」するのです。
「治してもらう(依存)」のではなく、あなた自身の身体が持つ治癒プロセスを正常に働かせる(自立)こと。
複雑に絡み合った慢性的な痛みや不調こそ、私たちアスリートケア整骨院でのメンテナンスにお任せください。
正しくReboot(再起動)を行えば、必ずまた思い切りプレーできる身体を取り戻せますよ。