「気合いで乗り切れます!」に潜む罠。見過ごされがちなアスリートの「システムエラー」とは
夏も本番
毎日嫌になるぐいらの暑さが続いていますね
学生アスリートの皆さんに「最近、疲れていない?」と尋ねると、よくこんな答えが返ってきます。
「いや、大丈夫っす!」「気合いでなんとかします!」
真面目でひたむきな選手ほど、こう答えることが多いものです。
日本のスポーツ現場に根付く「最後は気合いだ」という教えは、ある種の美学かもしれませんが
専門家の視点からお伝えすると、実は「気合いで疲れはどうにもならない」のです。
むしろ、「気合いでいける」と感じてしまっているその状態こそが、注意すべきサインかもしれません。
日々の激しい練習によるオーバーワークが続くと、人間の身体は自律神経系がバグを起こし、
常に交感神経が優位な「ハイテンションなセッティング」になってしまいます。
つまり、アドレナリンが出続けている状態であり、本人は疲れを感じにくくなっているのです。
これを、当院では使いすぎによる単なる疲労ではなく、身体の「システムエラー」と呼んでいます。
痛みを抱えた時、「とりあえず安静に休んでください」と指導されることも多いと思います。
しかし、常にスイッチが入りっぱなしになっている選手に「休め」と言っても、心も身体も本当の意味で休まることはありません。
根本的な自律神経のバグを修正しないままでは、いくら期間を置いて休んだとしても、復帰後にまた同じことを繰り返してしまうからです。
当院では、痛い場所をただ揉むだけの「慰安マッサージ」は一切行いません。
痛みの本当の原因となっているシステムエラーを解消し、ゴールである「自分で治す(自立)」身体へと導くことを目的としています。
そして、自分の意思とは裏腹に暴走してしまう自律神経系と上手く付き合い、乱れたシステムを正常化させる最大のヒントが「呼吸」です。
当院では、「ZAT(ゼロ式姿勢調律法)」と呼吸を組み合わせることで、身体の奥深くにあるインターナルコアへダイレクトにアプローチします。
ポリヴェーガル理論などに基づいた自律神経への深い理解から、身体のOSを再起動(Reboot your body)し、正しい状態へとチューニングしていくのです。
慢性的な痛みや疲労感に悩んでいる方、「いろいろな場所で色々な治療をしたけれど」なかなか改善しないと感じている方は、どうか諦めないでください。
一緒に根本から身体のシステムを見直せば、必ずまた思い切りプレーできますよ。
本当の意味で自分の身体を変えたい、そう強く願う選手や保護者の皆様のご来院を、心よりお待ちしております。